23歳の時、自分が育った家庭から独立し、結婚
2人の子供に恵まれた “ 賑やか ”な 今の毎日がある。
私が築いている家庭に、子供たちの父親はいない。 彼は遠くブラジルにいて
家族として想い合う気持ちはあっても、再会を果たせるかどうかは、正直わからない。
これはこれで、何か意味があると思っている。
結婚をしてブラジルへ行き
彼の夢だった「店」を一緒に立ち上げ
サポートをしていたのだけれど
家計は常に火の車で、多くの借金を抱えた。
借金だけでなく、夜遊びもやめられない彼に見切りをつけて 私は子供を連れて日本に帰ることにした。
〈彼は彼/私は私〉 1人で子育てをする事になったとしても
子供と健全に生きていかれる道をつくっていきたかった。
ところが、彼は店を人に任せ、一緒に日本に来るというので 復縁したのだけど、結局借金が更に膨らみ 彼だけがブラジルへ帰った。
その後、私は2人の子供を育てながら働いて
彼と一緒に借金を返してきた。
いつかそんな苦労も報われて
どんどん生活は良くなっていくと信じて、2年がすぎ
「一回家族で会って、一緒の時間を過ごそうよ」と伝えたら
「いつになるかわからない」という言葉が返ってきた。
その時私にできる1番愛のある行動は
子供の側にいる親が 健康的に生活する姿を見せる事だと感じていたので
夫婦としてのつながりが依存にならないように そこで断ち切る決断をした。
もちろん離婚しないで進む道も、間違いではなかっただろうけど 多分、より安全な道を 直感的に選んだのだと思う。
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< 1人親の核家族 >
より安全な道、と言っても
実際に 父親がいない核家族というのは 何役もの仕事を女性1人が担うという事で
家庭が平和で健やかであるために・・・
安全管理(子供を家に1人にしないとか)
学校の送り迎え・仕事の責任・衣食住の確保・家事
健康管理・予測できない沢山のことに対応するなど
24時間気が抜けない
学校では「緊急引き取り人」のところに自分以外の人の名前を書くのだけど、
当てにできる人がいない事が、いつも私の欠点のように感じていた。
仕事中でも、保育園や学校・学童からお呼びがかかれば、私が行くしかない。
子供が保育園に行きたくないと泣いていても、
自分から無理矢理引き離して置いていくしかない。生活のためだから。
アドレナリンか何かが出っぱなしの生活だった。
生き物なら当たり前に
頑張ったら休みたいし
お腹が空いたら食べたいし
ぼーっとしたり
気兼ねなく話せる相手とお喋りしたい
そんな「本能的欲求」を抑えていると
自分が鈍感になっていくのがわかったし
情緒不安定にもなっていった。
そんな中 コロナが始まり 学校に行けない子供2人(小1/小3)を連れながらも、仕事の責任があり
家で教育を求められ(学校から課題が送られてきて、親がみることになった)
どんどん荒れていく家の中で、もがいてみるものの 終わりが見えない日々が続いた。
そこで、親として自分に課している事を「減らす・変える」ことを決めた。
① 送り迎えや親のサポートが必要だった私立学校を辞め、家から一番近い公立学校へ変更
◉よかった事:十分な睡眠が得られる・呼吸が深くなった・家が整った
◉あまり良くなかったこと:引っ越しや学校を変えることで、不安定な時期を過ごした。 本人たちは前の学校を希望しているので、子供の意志を尊重できていないと感じている。
②「仕事やお金を失ったら生きていけなくなる」という不安を解消するため衣食住をなるべく自給する
◉意識し始めてから、衣食住を手作りする人たちとの繋がりが増えたり、手作りできる事が増えて、不安が減ってきたように感じる
③1ヶ月の3分の1は予定をいれない
◉子供に関する予測不可能な事が舞い込むので「余白」の時間を作っておかないと問題が増える
こう切り替えたことで、
残り数年であろう子育て時間を より大切にできたらと思っている。
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< 一人親の核家族 から コミュニティへ >
複数人で生活すれば より豊かに暮らすことが出来ると思って
新しいパートナーを探したり コミュニティスペースをやろうと積極的に行動していた時期がある。
だけど、人間関係を築くというのは 思っていたより複雑で(相性にもよるけれど)
ちょっとした事から生まれる〈誤解・すれ違い〉は
ほっておくと しこり のようになって
人間関係を気まずいものにする。
コミュニティを一緒にやっていこうと集った仲間でも 物事に対する解釈にズレがあり
間違った認識で 情報が拡散してしまったり
そこから噂話が発展して
嫌な思いをする人がいたり。
人と繋がる場所や きっかけを作ること自体 余計な問題を引き起こしているように感じて
今は一度、立ち止まって観察する時期にしている。
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<新しいパートナーシップ>
仕事と子供達の事で精一杯な中
好きな人と出逢って
愛情を深めたり、お互いの事を知るためには
時間や行動が必要。
ようやくそういう人ができて
一緒に過ごす時間を作りたくても、簡単にはいかず
すれ違いやコミュニケーション不足で
想いを伝えきれないまま離れ離れになったり
せっかく好きになってくれた人を
傷つけることになったり。
それでも諦めずにパートナーを求めていたら
「チャラチャラしている」とも言われた。
ある角度から見たら、そうなのかもしれない。
私は離婚している若いチャラチャラしたお母さんで
よく引っ越しをしていて、落ち着かなくて、未熟な親かもしれない。
〈あなたはあなた/私は私〉
今はそこまでの関係性しか築けていない人かもしれない
でも、私の人生の目的は
〈あなたとわたし〉で創っていけるものに喜び合って
沢山の愛ある時間を共有することにある。
まだまだ、目の前には広い世界が広がっているから
家族や仲間やパートナーと共に 創造していかれるあたたかい世界が
きっとそこにあると信じて進んでいきたい。
今の気持ちにぴったりな カントリーロードを歌ってくれた息子 笑
ありがとう
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